シャベール・エ・ギヨ Chabert & Guillot
初代のアレクサンドルがヌガーを作り始めたのは、1800年代前半のこと。 家庭で作られるクリスマスの伝統菓子のひとつだったヌガーに注目し、3代目シャルル・シャベールが通年食べられるお菓子として確立させる。ちょうど車の時代になり、国道7号線沿いのモンテリマールが、交通の要所となったこととも重なり、モンテリマールのヌガーが有名に。その後義兄弟のアンリ・ギヨとともに事業拡大し、現在5代目ディディエ・シャベールは近代的な設備も投入し、クレーム・ド・ヌガーを開発、お菓子やアイスクリームにもヌガーが使われるようになった。今では、ヌガー業界のリーディングカンパニー的存在。
南仏プロヴァンスからの贈り物 モンテリマールのソフトヌガー
14世紀にスペインからマルセイユに伝わり、プロヴァンス菓子の代名詞ともいえる、ヌガー。 クリスマスのお菓子として長い間親しまれていますが、フランス人にとっては、夏のイメージでもあるそうです。なぜなら、太陽がいっぱいに溢れていたプロヴァンスでのヴァカンスの帰り道、長い長い渋滞の車の中で、お土産のヌガーを食べるのが楽しみだから…! ●伝承したいフランス菓子に選ばれた シャベール&ギヨのヌガー ヌガーの名産地モンテリマールの中でも、シャベール&ギヨ社の作るヌガーは格別で、Jean-Pierre PERNAUT(ジャン=ピエール・ペルノー)著“LA FRANCE DES SAVEURS”に、保存したいフランスの伝統菓子のひとつとして紹介されました。ナッツとはちみつの香りが濃厚なのに、べたつかずふんわりとした食感。それは、卵白とひとつひとつの原料とのマリアージュ… ヌガーの中に閉じ込められた、プロヴァンスからの空気感をぜひゆっくりと味わってみてください。