ぶどうのチョコレートKif-Kif キフキフ

ポーはボルドーに近いため、初代ギー・ヴェルディエが、地元の名産品を使ったお菓子ができないか、、、と考えた末にできあがったのが、ボルドー産ソーテルヌワイン(貴腐ワイン)に浸したブドウのチョコです。
甘みと酸味のバランスが良く、みずみずしい食感のゴールドレーズンを貴腐ワインでマリネし、水分を保つために薄く粉砂糖をまぶしたあと、大きな銅鍋で回転させながら、ビターチョコレートを少しずつ加えてコーティングしていきます。この技術は、ショコラティエというより、コンフィズリー(キャンディ屋さん)の賜物。日本では、金平糖と同じ製法です。
チョコレートによって閉じ込められた香りは、時がたつほど芳醇に。できたてはブドウの爽やかな酸味を楽しみ、だんだんチョコレートと一体化し、まろやかな味わいになっていく過程を、それぞれお楽しみいただけます。
高貴なブーケが漂うこの香りのよいチョコレートは、日本に上陸以来20年近く、多くの人を魅了し続けています。お酒とのアペリティフや、コーヒーブレイクのおともに、ぜひ。